通販型自動車保険の気になることを徹底解説!

2016年8月4日

簡単に言うと…

  • 通販型自動車保険とは、電話やインターネットを通じて保険会社と契約ができる自動車保険のことです。
  • 一般に、通販型自動車保険のほうが代理店型の自動車保険よりも料金が安く設定されているので、補償が同じなら家計の出費を抑えるために通販型自動車保険を検討するとよいでしょう。
  • 通販型自動車保険に加入しない理由として、事故対応への不安などが挙げられますが、実際のところ、代理店型自動車保険の事故対応と遜色がないのが実情です。

通販型自動車保険

日常的に車を運転している方は、通販型自動車保険について知っておいたほうがよいでしょう。
なぜ保険料が安いのか? 事故対応は大丈夫か? ロードサービスにはどんなものがあるのか? 代理店型自動車保険と何が違うのか? デメリットにはどんなものがあるのか? などなど、ここでは通販型自動車保険の気になることを徹底解説いたします。

通販型自動車保険(ダイレクト型)とは~代理店型との違い~

通販型自動車保険とは、電話やインターネットを通じて保険会社と契約者が契約をする自動車保険のことです。

代理店を経由せずに直接契約をすることから、ダイレクト型自動車保険とも呼ばれます。
通販型自動車保険と代理店型自動車保険の大きな違いには、主に次の3つがあります。

保険料の違い

一般に、通販型のほうが代理店型よりも料金が安く設定されています。

契約前の保険相談

通販型では、メールや電話を通じて保険会社と直接相談します。
代理店型では、担当者と対面で相談することもできます。

保険契約手続き

通販型では、インターネットおよび郵送を中心に契約手続きをします。
代理店型では、担当者が手続きを代行します。

かつては代理店を経由する代理店型自動車保険が一般的でしたが、1998年の保険業法改正(規制緩和)をきっかけに、急速に通販型自動車保険が普及しました。
近年は、保険料の安さから通販型自動車保険の人気がますます右肩上がりとなっています。

通販型自動車保険のメリットとデメリット

代理店型自動車保険と比較した場合の通販型自動車保険には、主に3つのメリットと2つのデメリットがあります。

メリット

保険料が安い

一般に、代理店型自動車保険よりも通販型自動車保険のほうが、保険料は2割~3割ほど安くなります。
中には5割程度安くなる通販型保険会社もあります。

いつでも手続きが可能

通販型自動車保険の場合はインターネット・郵送での手続きが基本となるので、24時間いつでも手続きに着手することができます。
代理店型自動車保険の場合は、原則として対面手続きの時間を捻出する必要があります。

ロードサービスが充実

一般に、代理店型自動車保険よりも通販型自動車保険のほうが、ロードサービスは充実しています。
自動車トラブル時の宿泊費や帰宅交通費まで補償する商品もあります。

デメリット

商品内容を自分で理解する必要がある

通販型自動車保険の場合は、補償内容の詳細まで自分で勉強して理解しなければなりません。
代理店型自動車保険の場合は、担当者が分かりやすく説明してくれます。

補償請求手続きが煩雑

通販型自動車保険の場合は、補償の請求手続きを自分で行なわなければなりません。
代理店型自動車保険の場合は、基本的に担当者が代理で請求手続きを行ってくれます。

事故対応は万全か?~事故を起こしたときの流れなど~

通販型自動車保険の事故対応は、代理店型自動車保険の事故対応と遜色ありません。
通販型自動車保険を契約に及んで、「事故の際にスタッフが現場まで来てくれるか?」「事故の相手方との示談交渉が不利にならないか?」などという懸念の声が多々聞かれます。

もちろん、通販型自動車保険は顔の知らない相手との契約なので、様々な不安を抱いてしまうことも無理はありません。

しかし通販型、代理店型共に保険商品である以上、対応に大きな違いがあることはありません。

以下、通販型自動車保険の加入者が相手方を巻き込んだ事故を起こした際の、一般的な流れを見てみましょう。

事故発生

ケガの確認と救護措置(同乗者、相手方)

二次事故の予防(三角停止板など)

警察に連絡

目撃者の確保

事故状況をメモ(スピード、信号状況、一時停止など)

通販型自動車保険会社に連絡(通常は24時間対応)

故障やトラブル対応等は万全か?~JAFとの違いなど~

車両の故障やトラブル対応等、いわゆるロードサービスについては、一般に、通販型自動車保険のほうが代理店型自動車保険よりも充実しています。

通販型自動車保険のロードサービスの例

・各種応急処理が24時間無料(ガス欠、バッテリー上がり、キー紛失・とじ込み、パンクなど)
・レッカー移動100kmまで無料
・レンタカー24時間無料
・帰宅費用の上限額なし
・宿泊費用の上限額なし(同伴するペットの宿泊費用も補償)
・修理後の車両搬送費用無料
・車両トラブルによって生じた各種キャンセル費用50,000円まで補償(ホテルや新幹線、飛行機などの予約キャンセル)

通販型自動車保険会社「チューリッヒ」のHPを参考にしています。

併せてJAFのロードサービスも見てみましょう。
通販型自動車保険との最大の違いは、保険の対象が「車」ではなく「人」であるという点です。

JAFのロードサービスの例

・契約者ならどの車両でのトラブルにも対応(保険契約では登録車両のみに対応)
・レッカー移動15kmまで無料(15km超は1kmにつき720円)
・各種応急処理が24時間ほぼ無料(バッテリー上がり、キーとじ込みなど)
・年間利用回数が無制限
・2台の車両で対応(二次事故予防)
などが挙げられます。

通販型自動車保険の保険料が安い理由

通販型自動車保険は、運営上のコスト削減によって保険料を安く抑えられています。
いわゆる「安かろう悪かろう」ではなく、保険商品の質を維持したまま企業努力・工夫によって保険料を安くしている、と言えます。

仕組みを具体的に見てみましょう。

自動車保険の保険料の内訳は、大きく純保険料と付加保険料の2つに分けられます。

・純保険料…被保険者に支払う保険金の原資となるもの
・付加保険料…運営上のコストに充てられるもの

純保険料は保険商品の屋台骨ですから、通販型・店舗型を問わず削減できるタイプのものではありません。
一方、付加保険料は企業努力・工夫次第では削減が可能なものです。

付加保険料の代表的な項目は、店舗賃料、人件費、代理店手数料です。
通販型自動車保険では、店舗賃料や代理店手数料が発生しません。
人件費も格段に安く抑えられます。

通販型自動車保険の保険料が安い理由は、これら付加保険料の削減という企業努力と創意工夫によるものなのです。

通販型自動車保険の加入方法

一般的な通販型自動車保険の加入方法の流れを見てみましょう。

1.見積もり

あらかじめ決めている保険会社があれば、その保険会社のHPで見積もりを取ります。
まだ保険会社を決めていない場合には、保険比較サイトなどを利用して、複数の保険会社の見積もりを一括で取得することも可能です。

もちろん電話で問い合わせても親切に説明してくれます。

2.申込書の記入と発送

申込書を郵送してもらい、必要事項を記入します。
本人確認書類や車検証など、必要書類を同封のうえ保険会社に返送します。

なお、web上だけで申込が完結するペーパレスによる申込もあります。

3.入金

指定の保険料を、保険会社指定の口座へ振り込みます。

4.契約完了

申込書類に不備がなく、かつ保険会社において保険料の着金が確認できれば契約が完了となります。
契約内容にある指定日・指定時刻より補償がスタートします。

通販型自動車保険の加入手続きは、書類を整えて郵送する手間はあるものの基本的にはインターネットでの入力が中心になります。

24時間いつでも加入手続を進められるため、仕事の忙しい方でもスムーズに加入へと至ることができるでしょう。

 

自動車保険の保険料は、家計にとって長期的な固定費となります。
代理店型自動車保険の補償内容との間に差が見られない以上、出費を少しでも抑える手段として通販型自動車保険を検討してはいかがでしょうか。