今さら聞けない!?都市ガスとLPガスの違い

2016年5月18日

簡単に言うと…

  • 都市ガスとLPガスは供給方法、原料、値段の決め方などが異なります。
  • 供給方法と原料が違うので、切り替える際には警報機の取り付け変更工事が必要です。
  • 都市ガスは値段が自由に決められないのに対し、LPガスは自由に値段が変えられるので価格に差が生まれます。

都市ガス自由化のメリットとは?

ガスの供給には都市ガスとLPガスがある

一般的に供給されるガスは「都市ガス」と「LPガス」に分類されます。

引越しの時、ガス料金を見直した時などにLPガスより都市ガスの方が安いと聞いたり、都市ガスは一部でしか使用できないなど、話には聞いたことあるけど、そもそも違いを説明できる人は少ないようです。そこで、今さら聞けない都市ガスとLPガスの違いを徹底解説します。

都市ガスとLPガスの供給方法の違い

都市ガスとLPガスの供給方法の違いまず、都市ガスとLPガスは供給方法が異なります。都市ガスは、道路下のガス管を通り、ガスメーターを経て家庭へ供給されます。ガスメーターは使用料を計測するだけでなく、24時間使用状態を見守る安全装置の役割も果たします。

それに対し、LPガスはLPガスが入ったボンベを業者が自宅まで運びそれを使用します。原料も異なり、都市ガスはメタンを主な成分に持つ天然ガスで、LPガスはプロパン・ブタンなどを主な成分に持つ液化石油ガスです。

原料の違いにより、都市ガスは空気より軽く、LPガスは空気より重いため、警報機の付ける位置に違いがあります。また、ガスコンロもそれぞれ都市ガス用、LPガス用に分かれているので、都市ガスからLPガス、LPガスから都市ガスへ変更する場合にはこれらの機器を交換する必要があります。

※LPガス(LPG)とは:Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)の略

都市ガスとLPガスの値段の違い

都市ガスとLPガスの供給方法の違いよく言われる値段の違いですが、現在都市ガス事業者は大手を含めて200社以上ありますが、料金はいわゆる公共料金で勝手に値段を設定することはできません。LPガスに比べると料金体系がわかりやすいです。

それに対してLPガス事業者は全国に2万社以上あり、公的な適正価格やガイドラインがなく、自由に料金が決められます。そのため、同じガス会社であっても契約時期などで内容が変わり、請求された料金が高いのか安いのか比較が難しくなっています。

LPガスは月々の請求額に輸送費や設備費が上乗せされているので高くなっていますが、実は都市ガスは導入するときに設備費を一括請求するので、導入費は都市ガスの方が高い場合が多いです。両方検討できる場合は、初期費用とランニングコストを足して考えた方がよいでしょう。

料金体系が明確で分かりやすいことから都市ガスが注目を集めていますが、東日本大震災などの震災で大活躍したのはLPガスでした。LPガスはボンベや配管などの設備に問題がなければすぐに利用が再開できます。東日本大震災では比較的被害の少なかった地域でLPガスを使ってすぐに炊き出しが行われて話題となりました。

都市ガスとLPガスの明確な違いはご理解いただけたでしょうか。どちらにもメリット・デメリットはありますので、ご検討する場合はきちんと調べてから導入してみて下さい。