株入門!株式投資の初心者が知っておくべき注意点

2015年9月3日

簡単に言うと

    • 株式投資では、買った時の株価より高い株価で売却できれば儲けがでますが、株価は上がったり、下がったりします。
    • 株価が上がっているときには「初心者でも儲けやすい」とついつい思いがちですが、上がりすぎた過熱感から調整のために大きく下げることもあるので注意が必要です。
    • 会社の業績は上場企業のものは一般公開されており、インターネットで簡単に検索することができるので、興味のある会社があれば、まず業績をチェックすると良いでしょう。

日経平均株価
「株が上がって儲かった!」こんな話を聞いたことはありませんか?
これは、ここ3年ほどの株価上昇で儲かったという人たちが増えているからです。
株を持っていた人が儲かった。こう聞くと「株って簡単に儲かりそう」と思いがちです。でも、本当は違います。
株というのは大きく上がったり、大きく下がったりするものです。大きく儲けることもあれば、大きく損をすることもあるのです。
株式投資の初心者だからこそ、知っておくべき注意点をご紹介していきます。

株価上昇の恩恵

バブル崩壊以降、日本の株式市場は長い間、低迷していました。
株式投資をする場合、買った時の金額より、高い金額で売却で切れば、儲けがでます。

だから、株に投資しても株価が上がらないと儲けることができず、株価上昇の流れにうまく乗れば株式投資で儲けることができます。
では、どういった時に、株価が上昇するのでしょう?

例えば、為替が円安になったときです。

日本を代表する会社には、自動車や電気製品を輸出している会社が多いです。つまり、輸出企業です。こういった会社は、為替が円安になるほど利益が増えていきます。

1ドルの同じ商品を輸出したとして、1ドル80円の時と100円の時では受け取る金額が変わってくるためです。こういった円安を受けて株価が上昇になったことも過去にあります。日本の株価の目安である日経平均は、当初の8,000円前後から、20,000円台にまで上がりました。

ざくっと計算すると・・・

8,000円投資して→20,000円になった。
8万円投資して→20万円になった。
80万円投資して→200万円になった。

というわけです。
これは、かなりの上昇幅ですね。

株式投資の初心者であっても、株を持っていたら儲かったかもしれません。こういった株高を受けて“株で儲けた人たち”が増えているようです。テレビなどで見かける芸能人の中でも、株式投資をしている人がいます。

アベノミクスの株高で200坪を超える別荘を購入した人もいますし、ネットでは2億円を超える資産を手に入れた公務員も話題となりました。
でも、これは誰にでも起こることではありません。株価は「上がったり、下がったり」するものです。

株価が上がっているときこそ、業績に注意が必要

今のように株価が上がっているときは、初心者でも儲けやすいと思いがちですが、こういったときこそ注意が必要です。そう、「株価が上がっているから、株を始めよう」。これはとても危険なことなのです。

一気に株価が上がったところから投資を始めると、その上がったところ以上に株価が上がらないと儲けることができません。むしろ、上がりすぎた過熱感から調整のために大きく下げることもあるのです。

株価が上がると、また上がるかもと思い株が買われる。株が買われるから株価が上がる。
この流れは株価が上昇している時に、よく起こる状況です。

でも、もし「今の株価は割高だ」と思う人がいれば?
もちろん、株は売られてしまいます。そうなると、先ほどの流れとは一気に逆の方向へ動いてしまいます。
株価が下がりそうだから、株を売る。株が売られるから株価が下がる。こうなると、一気に株価が下がってしまうこともあります。

だからこそ、株価が上がっている時には“企業の業績”をきちんとチェックするようにしましょう。
業績というのは、会社の通知表です。成績の良い会社の株価が上がるのは、当たり前のことです。本当にその会社は株価が上がる根拠があるのか。これをチェックするために、業績を見ておく必要があります。

株の初心者であっても、大丈夫です。会社の業績は上場企業のものは一般公開されており、インターネットで簡単に検索することができます。興味のある会社があれば、まず業績をチェックするといいですね。

株への投資が初心者だという人は、同業他社と比較するといいかもしれません。
例えば、トヨタ自動車の業績と日産自動車の業績を比較してどうか?など。証券会社などでは業績予想のレポートを出しているところもあります。初心者には難しい言葉もありますが、大きく確認するところは以下の通りです。

営業利益

売上から原価を引き、販売コストを引いた数字です。
これでその会社が“本業でどのくらい稼いでいるか”が分かります。

経常利益

営業利益から本業以外での利益やその費用を除いたしたもの。
つまり、その会社が“採算が取れているか”が分かります。

この2つをチェックしておくといいでしょう。
毎年の推移を見ることで、その会社が成長しているのかなどを判断することもできます。

まとめ

株に投資したからといって、すぐ儲けることができるとは限りません。短い期間で株式投資の利益を得ようとすると、売買を何度も繰り返したりすることになります。

株式投資に慣れた人ならこういった方法でも利益を出せるかもしれませんが、初心者には難しい投資方法です。株式の売買が頻繁にできる時間にずっとパソコンやスマホの前でトレードできるという人も多くないでしょう。だからこそ、その会社が“本当に成長していくのか”を判断し、じっくりと株を持つという気持ちでいることが大切です。

株では、配当金がもらえるものもあり、株主優待なども充実しています。この金額だけでも、銀行からもらえる利息よりも高い金額になることもあります。

すぐに株で儲けてやろう!という気持ちで株を始めるのではなく、初心者は株とじっくり付き合うという気持ちをもつことが必要です。